書籍やインターネットで、海外のベンゾ断薬成功者の体験談を読み漁っています。
日本とは違い、海外にはインターネット上のサポートグループがいくつも存在しているので、そういった情報共有が盛んなわけですね^^
で、読みまくっているうちに、断薬から回復まで達成できた人の中に、「よくあるパターン」というのを発見しました。
当然、医療システムや周りの理解、薬害のオープンのしやすさ・・・などなど、日本とかなり事情が違うのですが、ある程度は参考になると思います。
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①そこまで深刻ではない症状でベンゾが処方される
大パニックを起こして死にかけて救急に運ばれたとか、自殺未遂を起こしてとんでもない状況になっていたとかではなく、最初はそこまで重くない症状で処方されてしまう人が多いです。
中でも目立つのが「眠れなくなった」というものです。
親が亡くなったショックとか、恋人に振られたとか、原因はさまざまですが、何らかの精神的ショックで眠れなくなるわけです。
ショックなことがあれば眠れなくなるくらい普通のことで、そういう時は別に寝なければいいわけですが汗、「不眠症(インソムニア)」という言葉があるように、「眠れないのは病気だ」というキャンペーンが海外でもされていますから、一定数の人は精神科に行ってしまうのです。
そうすると、

とか言ってベンゾが出されてしまいます。みなさんご存知の通りただの劇薬・麻薬です。
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②飲み続けていると症状が出る
薬というのは飲んだ直後は効きます。
しかし、だんだんと脳がその作用に慣れていき、次第に量を増やさないと効かなくなります。
これを「耐性」と言います。
耐性ができて処方量がそのままだと、薬物に飢えた身体はいろいろと不快な症状を出して、
「クスリをもっと入れてくれ!!!!!」
というサインを出します。
これは「常用量での依存状態」などと言います。
さて、ここがひとつの分かれ道です。
大事なのでもう一度言います。
ここが分かれ道です。
どういうことか。
ここで、薬を増やしてもらうという選択肢を取ると、ず~っと薬の沼にハマり続けるという道を辿ります。
その先にあるのは何らかの「破滅」です。
あまり言いたくはないですが、多くの人が死んでしまっているのでしょう。
しかし、一方で、
「あれ、医者に処方された薬を飲んでいるのにおかしいな」
と思って、増やす前に自分でネットで調べる人もいるのです。
ネットで調べたらすぐにベンゾ薬害、この薬、いや「クスリ」の真実を知ることになります。

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③抗うつ剤が出され、もっと悪化する
ベンゾ薬害に気付いて、そのまま断薬して元気になりました・・・となればいいのですが、そんな簡単に事は進みません。
(そういう人も多く存在してはいます。ぼくも、ベンゾ単剤でした。)
薬害に気付いた人は多くの場合、再び医者を訪れ、相談します。
そうすると、
医師「薬が合っていないのかもしれません。別のお薬を試してみましょう。」
患者「その薬は大丈夫なのですか?」
医師「完璧に安全な薬です、子どもや老人も飲んでいます。」
という流れで、抗うつ剤が処方されます。
よくあるのが、パキシルやジェイゾロフトといったSSRIという種類の抗うつ剤です。
ご存知の方も多いと思いますが、これも非常によろしくないクスリになります。
安全だというのはウソです。
人によって程度はさまざまですが、これでまた悪化します。
何らかの原因で悪化しなかったとしても、少なくともベンゾ離脱がSSRIで治ることはありません。
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④一気断薬してしまう
ここまで来てしまうと、

と思うようになります。
しかし・・・いきなり全部急にやめてしまうんです。
いわゆる「一気断薬」ですね。
海外には断薬の専門家も多数いますが、みんな口をそろえて言うのが「一気断薬だけはだめ」ということです。
一気してしまうと、急な変化に脳がついていくことができません。
後遺症が残りやすくなるという専門家もいます。
(エビデンスは乏しいですが、おそらくそうなのでしょう。)
しかし、
「いますぐクスリから解放されたい」
と本人は思っていますし、症状で判断能力が鈍っていますから、一気してしまうわけです。
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⑤ゆっくりとした減薬で断薬に成功、回復
一気で大変な思いをしたあと、やっとゆっくりとした減薬(テーパリングと言います)を始めます。
ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて焦らず減らしていって、やっと断薬に成功。
その後さらに時間はかかりますが、脳が回復し、元の生活を取り戻した・・・。
こういう流れが本当に多いのです。

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さて、大事なのは「ここから何が学べるのか?」ですよね^^
この記事を読んでいらっしゃる方はもう薬を飲んでしまっているでしょうから、「そもそも飲むな」というのは言っても仕方のないことです。
しかし、今紹介した典型的パターンには、「回り道」があることに気付いている思います。
まず、抗うつ剤を追加しないということです。
ぼくは医師ではないので断言はできませんが、少なくとも医師から加薬が提案された時に、慎重になるべきでしょう。
続いて、一気断薬はしないということです。
以前、ベンゾ離脱のキンドリング現象とは?という記事でも紹介したのですが、減断薬というのは失敗すればするほど後のリスクが増す傾向にあります(あくまで傾向です)。
できれば一撃で決めたいということです。
そうなると、ゆっくりとした減薬(テーパリング)の方が成功率が高く、負担も比較的少ないのです。
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ちなみにぼく自身の体験ですが、この典型例は辿りませんでした。
・増薬が提案される
・SSRIの追加が提案される
どちらもありました。
「SSRIを飲まないと治らないよ?ずっと治らないけど、いいの?」
これは、実際に精神科医から言われたことです。
しかし、ぼくは、ベンゾ地獄を経験しましたが、増薬、抗うつ剤の追加は完全拒否できたのです。
そして、テーパリングで断薬できました。
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この典型例からもわかるように、沼にハマるかどうかの分かれ道がいくつも存在しているということですね。
もちろん、どうするのかはすべて自己責任です。
「SSRIを拒否したら悪化した。お前のせいだ!」
などと言われてもぼくは何の責任も取れません。
(信じられないですが、こういうことを言ってくる方がたくさんいます汗)
が・・・これらの体験談は捏造でもなんでもなく、実際にあったことです。
いまつらい方は、参考にしてみてください。
(当院はレイキヒーリングという民間療法の施療院です。薬からの解放を目指している方の相談も受け付けています。)


