ベンゾ系抗不安薬(レキソタン)をやめたのが2020年の7月なので、断薬してから約1年が経とうとしています。
挙げたらキリがないほどの離脱症状が出ていましたが、こうやってブログを書いたり、ヒーリングをしたりできるまで回復しました。感覚的に6~7割は消滅した感じです。残りも時間の問題でしょう。
今回は、その中でも比較的早い段階で回復した離脱症状について書いていこうと思います。
※あくまで個人の体験談です。ベンゾ離脱は人によって本当に全然違うので、ここで書いた症状に時間がかかる人もいれば、早く治る人もいますし、こういった症状が出ない人もいるのです。あくまで参考ということで。
①におい・味
完全断薬してから2~3週間くらい経ったある日、外に出たら「空気のにおい」が一気に鼻腔を刺激して、

みたいになったのをハッキリと覚えています。
「自然の息吹き」みたいなものを全身で感じましたね。
あらゆるものの匂いをしっかりと感じるようになっていて、世界の鮮やかさが増しました。
食べ物の味もより鋭敏に感じるようになり、「あれ、これってこんなに味したんだ」と感動したのを覚えています。
っていうか、元々ベンゾ飲む前はこうだったんですけどね汗。
世界の鮮やかさが増した感動のあとに、「いやいやおれ、匂いと味を感じなくなってたんだ…マジでなんだよこのクスリ…」と、改めてベンゾの凶悪さを呪いました。味覚がなくなるクスリってなんだそれ?
とにかく、断薬してから最初に復活したのは嗅覚、味覚だったわけですね。
ちなみにこの後に亜鉛のサプリメントを飲み始めて、味覚は完全に正常化しました。
亜鉛にはそういう効果があるのです。
ぼくが飲んでいるのはナチュラルファクターズの亜鉛キレートです。

90錠入りで、アイハーブで430円くらいでした。
これを1日1錠昼に飲んでいます。1日5円以下ですね。
1錠で25mgです。
亜鉛の一般的な摂取目安は1日30mg以下くらい。
50mg錠を飲んでいたり、30mgを3回飲んで調子が良いという人も聞きますが、ベンゾの人は胃腸の機能が低下しているので、低用量から試した方がいいと思います。
②不安感・焦燥感
離脱がある人は、ほとんど誰もが経験する症状だと思います。100%に近いのではないでしょうか。
ベンゾを飲むとリラックス感が出るわけですが、これはクスリが、身体がリラックスしたり緊張するための神経に働くことを意味しています。
要するにベンゾを入れて依存状態になると、クスリに自律神経を支配されてしまうのです。
そんな状態からクスリを抜いたらどうなるか・・・?
当然、身体はリラックス方法がわからなくなってしまい、強烈な不安感や焦燥感が出るのです。
もちろんこれは断薬して時間が経てば身体はちゃんとリラックス方法を思い出すので回復しますが、直後はまぁ地獄です。自分は地獄でした。


↑は、マジで不安感焦燥感がピークだったときの自分が彼女に送ったLINEになりますw
ネガティブどころの騒ぎじゃないですねw
今見返すと超笑えるのですが、当時は本当に生きるか死ぬかでしたね。この後騒いで救急車でした。
いやほんと別人みたいです。だれコイツw
で、これだけひどかった不安感焦燥感ですが、クスリを完全に抜いてから3~4か月くらいでほとんどなくなりました。
今ではレイキ効果もあってむしろポジティブなのですが・・・やはり「元に戻った。本来の自分はこうだったなぁ。」という感じです。
頭の先からつまさきまで身体を全部おかしくして、どん底に突き落として、前の元気だった頃は忘れさせてしまう。ベンゾってこういうクスリですよ。あぁマジでほんとにうーんこのくすりなんなんだ!?
「3ヶ月!?長くない?」
と驚いた人もいるかもしれませんが、ベンゾの離脱って人によっては何年も続いたりなんて普通のことで、これはまだ全然早い方です。
③聴覚過敏(音がうるさい)
本当の本当にキツかったですこれ。
自分の場合、離脱で経験した地獄ランキング上位3位には入ると思います。
全然なんてことないはずの小さい音ですら、脳をつんざくくらいの騒音に聞こえるのです。
彼女が普通のトーンで話しかけてくるくらいでも、それが耳元で拡声器で叫ばれているくらいに聞こえてました。ほんとよく自殺しなかったなと思いますよ。
家の近くで工事が始まった時なんて絶望でしたね。
結局耐えられず、工事が落ち着くまでホテルに泊まっていました。
ホテルに行くまでの車内でも、車の振動がもうだめなんですよ。
耳栓して、その上からイヤーマフをして手で押さえて耐えていました。
これ、なった人にしか本当にわからない感覚なので、周りの理解が得られないでつらいというのもあると思います。
吐き気や頭痛などは、家族の理解も得られるのですが・・・。
恋人が普通に話しかけてきたのをうるさがっていたら関係が悪化しない方がおかしいです。ちゃんと説明しようにも自分の声がうるさいし、それの返答も激爆音なので聞いて理解するのなんて不可能です。
でもしかしでもしかし、治ったんですよね^^ 奇跡かよ。
これは早く治った症状の中では割と時間がかかったかもしれません。半年くらいですかね。
現時点でまだ音をずっと聞いたりするのはきついのですが、比較的静かな暮らしをしていれば気になりません。
・・・
いま離脱症状のピークにいる方、減薬途中で地獄な人は、
「この苦しみがずっと続くかもしれない」
「治らないかもしれない」
「死ぬしかない」
みたいな思考になっているかと思いますが(ぼくもそうだったのでわかります)、それは完全に勘違いで、そう思っていることですらクスリの離脱症状のひとつです。
クスリをやめさえすれば!・・・時間の経過と共に症状はなくなっていきますし、今回書いたように早い段階で消える症状もあります。
完全復活が理想なのはもちろんですが、一部でも症状が楽になるだけで全然違いますよ。
手塚治虫の作品に『どろろ』というマンガがあります。
主人公の百鬼丸は生まれた時点で妖怪に骨格以外の身体のパーツをすべて奪われてしまいますが、義足義手義眼・・・すべてを人工のパーツで補い、復讐の旅に出るという話です。
妖怪を切り殺すたびに、身体のパーツをひとつずつ取り返し、元の姿に近づいていくのですが・・・ベンゾ離脱からの回復と被るなぁと思っています。
クスリを断ったら、あとはちょっとずつちょっとずつ身体を取り戻していく旅に出る感じですね。
『どろろ』は離脱でつらかった2019年にアニメ化されて毎週見ていたので、運命的なものを感じましたw
アマゾンプライムで全話視聴できるのでぜひ。ネットフリックスにはなかった・・・。


